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「スマートハウス」で暮らしはどう変わる? (後編)

最近の技術が搭載された、今、最も進化した家のかたち『スマートハウス』。よく言われる”省エネ”だけにとどまらないポテンシャルを秘めているようです。後編では、スマートハウスのもつ、さまざまな可能性について聞いてみました。

  • セキスイハイム 塩 将一さん
    長年、太陽光発電付住宅の開発・普及につとめ、膨大なユーザーの光熱費データを分析。太陽光発電のある暮らしを熟知したスペシャリスト

  • 大和ハウス工業 野口 豊樹さん
    商品開発部で長らくスマートハウスの設計・開発に携わる。現在は、少し未来のスマートハウスにどんな価値をどう提供するかを考える日々

  • トヨタホーム 世古 将己さん
    営業企画室で、お客様向けの『スマートハウス』に関するカタログなどのツール制作に携わる。自身も、スマートハウスに暮らしている

スマートハウスは、どんどんスマートフォンに近づく?

「携帯電話がスマートフォンになったように、住まいも同じような進化をしています」(野口さん)。スマートフォンが自分好みのアプリを入れることで使い勝手がよくなるように、スマートハウス対応型の家電を採用することで、利便性がアップする。防犯システムと連動して、住む人の安全を守るしくみになる。健康機器をつないで、健康管理もできるようになる。そんな時代も近いようです。
「スマートハウスに適合したさまざまなサービスが開発され、住まい手は自分に合ったものを選んで導入する。スマホとアプリのようなイメージですね。近い将来、スマートハウスはどんどんスマートフォンに近づいていくと思います」。

「スマートフォンといえば、わが家は外出先からスマホを通じて、玄関の鍵の開閉状況を確認できるんです。これが結構便利で」(世古さん)。カギ締めたかな…?と不安になったらスマホで確認できて、万一閉め忘れていたら遠隔操作で施錠できるのだとか。「まだ一度も、閉め忘れだったことはありませんが(笑)」。また、お風呂のお湯張りを外出先からできる機能は、子育て世代に特に好評だそうです。

スマートハウスというと、エネルギー面のことだけに注目が集まりがちです。でも、それはスマートハウスの一つの側面。可能性は、そこだけにとどまりません。スマートハウスは、IT技術を使って、暮らしをもっと快適にするためのプラットフォーム(基盤)だといえそうです。

    


車とスマートハウスがつながる暮らし

今後の可能性として、最近普及が進むEV(電気自動車)・PHV(プラグインハイブリッド自動車)とスマートハウスとの関係についても気になるところ。トヨタホームのHEMSでは、画面からEV・PHVの充電状態が確認できたり、タイマー機能を利用して安い深夜電力で充電することができるとか。また、HEMSを通じて車の冷房のスイッチをつけることもできるそうです。「あらかじめ涼しくなった車に乗れるのは、うれしいですよね。ガソリンを使わずに家庭用の電気で冷房を動かすので、環境への負荷を抑えることができるのもエコな点です」(世古さん)。

    


スマートハウスを建てるとき、忘れてはならないこと

どんどん進化していくスマートハウス。何ができるようになるのか?という面だけに目が行きがちですが、忘れてはならないのが「耐震性や断熱性などの、基本性能の高い家を建てること」だと塩さん。 「設備はどんどん進化していきます。今あるものも、別のものに置き換わっていく可能性は大いにあります」。一方で、家本体はずっと住み続けるもの。設備のように取り替えるというわけにはいきません。

そのためには、耐震性や耐久性、断熱・気密性の高さなど、性能面をきちんとおさえた家づくりをすることが大事になります。「最初にしっかりとした“器”をつくっておく。どのような家づくりをするにせよ、そういう視点を忘れてはいけませんね」。


ポイント!こんな見方をしてみよう

  • ・スマートハウスを積極的に“住みこなす”視点をもってみる
  • ・エネルギー以外の分野で、どんなことができるかを知る
  • ・耐震性や断熱性などの、基本性能を押さえることを忘れない
 

(文責:イエノミカタ編集部)

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