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ハウスメーカーが教える、賢い「木の家」選び ①耐久性

家づくりの依頼先を選ぶ際に、忘れずにチェックしたいのが“耐久性”です。木の家に興味がある、建てたいと考えている方々に、木の家の耐久性をチェックする時に外せないポイントをまとめました。



ここをチェック! 耐久性を確認するための5つのポイント

世界最古の木造建築と言われる法隆寺五重塔が証明しているように、木造の建物は本来、耐久性に優れています。しかし、高耐久・長寿命を実現するためには、一定の条件が満たされていなくてはなりません。

木の家で大切なのは、柱や土台など構造上重要な部分の木材の耐久性を高める工夫と、シロアリ対策です。家の構造自体にダメージを与え、耐久性を損ねることを避けるために必要です。

躯体部分の腐朽やシロアリ被害を防ぐために、現代の木の家はさまざまな対策を講じています。外から見ただけでは分からない点も多く、施工会社によっても違いがあります。必ずチェックしたいポイントを以下にまとめましたので、ぜひ確認してください。


1.木材はきちんと管理したものを使っているか?

自社や提携先が管理している木材を使い、調達から製材、加工まで一貫した品質管理の下で行うなど、構造材の性能が担保されていることが大事です。

写真提供/住友林業

2.木材の乾燥状態は十分か?

木材は含水率が高いと強度が低下し、木を腐らせる腐朽菌も繁殖しやすくなります。自社工場などで木材の乾燥状態を管理し、一定以下の含水率になるように品質を維持しているなら安心です。十分に乾燥させた木材は、強度が増すだけでなく、腐りにくくなります。

写真提供/SxL(ヤマダ・エスバイエルホーム)

たとえば上の写真は、ハウスメーカーの工場内の様子。搬入された乾燥済みの木材の含水率をセンサーでチェックしています。

3.壁の中の結露対策は万全か?

窓ガラスの結露は不快なものですが、もっと怖いのは目に見えない場所の結露。家の耐久性を損ねる、壁の内部の結露です。夏や冬は外気温と室内温度の差が大きく、外壁の内部で結露しやすくなります。その結果、断熱材が湿ってカビが生えたり木材が腐るなどの問題が起こります。壁の内側に通気層(空気の通り道)を設けるなどの方法で、結露が起こらないよう万全の対策を講じているなら安心です。実際に築年の経った家を解体した際に、結露の被害がなかったことを実証している会社もあります。

イラスト提供/ミサワホーム

上のイラストは外壁の防水・防湿対策の一例です。雨水や室内の湿気を壁内部へ侵入させないしくみや、内部の湿度が上昇した場合に通気層で湿気を逃がすしくみが描かれています。

4.床下の換気は万全か?

床下は湿気がこもりやすい場所です。地面からの湿気を防ぐために、防湿フィルムの採用や基礎形状の工夫などの対策をしているか確認しましょう。また、基礎内部の通気をよくするために、基礎と土台の間にパッキンを挟み込むなどの手法を採用している会社もあります。

5.シロアリ対策はどのように行っているか?

シロアリの侵入を防ぐためには、床下に防湿防蟻シートを敷く、土台や柱などに防腐・防蟻効果のある薬剤を注入する、基礎を高くするなどのほか、防蟻性の高い木材(ヒノキやヒバ)を土台や柱に用いるなどの方法があります。また、床下全面を点検できるようなつくりにして、必要に応じて薬剤を再散布できるような対策も。

6.建築金物のサビ対策をしているか?

建築金物には防錆(ぼうせい=サビを防ぐ)加工を行い、耐久性を高めていると安心です。建築金物を自社オリジナルで開発している会社もあります。

以上、主なチェックポイント6つを挙げてみました。モデルハウスを訪問したり、現場見学会などに参加した際には、会社の担当者に「木材の乾燥状態はどのように管理していますか?」「内部結露の対策は?」などと質問してみることをお勧めします。

写真提供/三井ホーム

「ハウスメーカーは耐久性を高めるために、日々、実験や研究を重ねています。その成果が商品として結実しています」と、今回取材した各メーカーの皆さん。耐久性を高めるという目的は同じですが、手法は各社オリジナルの技術が活かされています。

各メーカーの商品の耐久性については、以下のリンク先に詳しく説明されていますので、ぜひご覧ください。

木の家の耐久性をもっと詳しく知ろう

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