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心地よいインテリアのための「色選び」

「色」はインテリアを考える際の重要な要素です。天井や壁、床、家具、カーテンetc.… どのような色を選ぶか、どう組み合わせるかによって、部屋の表情は大きく変わります。インテリアに大きな影響を与える「色選び」について、ハウスメーカーのインテリアコーディネーターの方々にお話を伺いました。
  • 住友林業 住宅事業本部 インテリア部 係長 菅原佳枝さん
    実邸のインテリアコーディネートを経て、現在は社内向けのインテリア研修などに携わる

  • ヤマダ・エスバイエルホーム 生産管理課 購買課 統括課長 河内英美子さん
    インテリアコーディネートをメインに、インテリア関連の商品企画や現場の指導などに携わる

インテリアの「色選び」のセオリーを知ろう

インテリアの色彩計画を行うときは、どのような色を、どこに、どのくらいの分量で、どんな風に使うのかということを考えます。ここでは基本的な考え方として、使う色を「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の3つに分けて配分する手法をご紹介しましょう。

ベースカラー(基調色)
空間全体の雰囲気をつくる色。全体の70%程度を目安に使います。天井や壁、床などの大きな面積を占める部分に配分します。
アソートカラー(配合色)
空間の中で、ベースカラーを補完する色。ベースカラーと合わせて統一感を出す働きがあります。全体の23%程度を目安に使います。ソファなど面積の大きな家具やカーテンなどに配分します。
アクセントカラー(強調色)
空間全体の色調に変化をつけたり、他の色を引き立てたりする色。全体の7%以下に抑えるとよいとされています。クッションなど面積の小さな小物や絵画などに配分します。

天井や壁、床は白や薄い茶のベースカラー。ソファや子ども用椅子のグリーンがアソートカラーになっています。
キッチンの袖壁やクッションのブルーをアクセントカラーに

アクセントカラーは、鮮やかな色とは限りません。
この空間では、黒がアクセントカラーになっています

インテリアのプロはこのようなセオリーを元に、経験やセンスを活かして魅力的な色選びを行います。時には、セオリーを「はずす」といった上級テクニックも駆使します。ハウスメーカーのモデルハウスを見学する際には、ぜひ「色の使いかた」も意識してみてください。わが家のインテリアづくりのヒントがたくさん見つかるはずです。


プロが教える「色で遊ぶ」ためのコツ

最近は、壁紙や家具にビビッドな色や濃い色などを採り入れる、「色で遊ぶ」スタイルを希望する人も増えているようです。ただし、一歩間違えると、想像とは違う空間になってしまうことも。

「失敗しないためのコツは、取り替えのきく小物から始めてみることです」と、ヤマダ・エスバイエルホームの河内さん。たとえばクッションカバーは、面積が小さいので空間のバランスを大きく崩す心配がなく、イメージと違ってもかけ替えは簡単。逆に、椅子の張り地は、取り替えるのに手間もお金もかかるため、冒険しにくい部分だといえます。ほかに、壁に掛ける絵も取り替えやすく、色遊びのアイテムとしてお勧めです。

「ビビッドな赤などは、常に見ていると疲れてしまいます。本当に大好きで、毎日赤を見て気分を上げるような“筋金入りの赤好き”の方ならいいのですが(笑)、分量を考えず取り入れてしまうと、飽きが来るのも早いですよ」と、住友林業の菅原さん。毎日長い時間を過ごす空間は、居心地のよさやくつろぎといった観点を大事に考えた方がよさそうです。

取り替えやすいクッションカバーなどの色で、遊んでみることをお勧めします

「もし、大胆な色や柄を入れてみたかったら、プライベートスペースでトライしてみてはいかがでしょう」と菅原さん。たとえば、家族用のトイレやウォークインクローゼットの壁など。一面だけを濃い色にしたり、柄物の壁紙を選んで冒険してみるのも、インテリアの楽しみです。なお「壁紙など大きな面積のものを選ぶ際には、大きなサンプルで確認してください」と河内さん。見本帳などの小さなサンプルだけで、実際に貼った時のイメージをするのは困難です。ショールームなどで、できるだけ大きな面積のものを見るようにしましょう。

トイレの壁の一面に、モザイクタイルを貼ってポップな雰囲気に

プロを味方にして、理想のインテリアをつくろう

昨今は、男女問わずインテリアに関心のある人が増え、こだわりを持つ層も多くなっています。雑誌やウェブなどから得られる情報も豊富ですから、理想のイメージが確立している人も多いでしょう。そのイメージを実現するための強力な味方が、インテリアコーディネーターです。

今回、インテリアコーディネーターのお二人にインタビューをして印象的だったのは、たとえばこんな話です。「同じ白でも、壁紙の白と塗り壁の白では質感が違います。また、光沢のあるなしでも印象は変わってきます。どんな白が相応しいかを判断するのが、プロのコーディネートです」(河内さん)。また「派手な色や柄がすべてNGというわけではありません。せっかくの注文住宅ですから、お客様のイメージをできるだけ形にできるように、さまざまな工夫やアイデアを凝らします」(菅原さん)という心強い言葉もありました。

ハウスメーカーのインテリアコーディネーターは、注文住宅だけでなく住宅展示場のモデルハウスなど、数多くの施工例を手がけています。また、プロ向けの展示会などさまざまな機会を通じて、技術や感性を磨いています。そのような切磋琢磨の中で、お客様の「こうしたい!」を実現する術を身につけているのです。

満足のいくインテリアづくりのためには、ぜひプロに相談を。そして、やってみたいことがあるなら、遠慮せずに相談してみましょう。思いがけない方法で、理想のイメージを実現できるかもしれません。


ポイント!こんな見方をしてみよう

  • ・インテリアの色選びのセオリーを知ろう
  • ・色で遊ぶなら、取り替えやすい部分から始めてみる
  • ・プライベートスペースなら、色の冒険もしやすい
  • ・理想のインテリアイメージを実現するために、プロを味方につけよう
 

(文責:イエノミカタ編集部)

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