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わが家のお財布にやさしい家は、地球にもやさしい家(前編)

わが家でエネルギーを創り、賢く使うことで、無理なく省エネを実現できるスマートハウス。技術の進歩により、光熱費ゼロの暮らしも夢ではなくなりました。わが家のお財布にも地球環境にもやさしいスマートハウスの、知っておきたい最新事情や上手な住みこなし方をお伝えしましょう。



  • セキスイハイム 商品企画部 塩 将一さん
    長年、太陽光発電付住宅の開発・普及につとめ、膨大なユーザーの光熱費データを分析。自社サイトでは、ユーザー宅訪問・省エネアドバイスを行う企画などで活躍中

  • パナホーム 戸建事業企画部 鎌田 剣さん
    戸建住宅の商品企画・開発を長年担当。社内向けに、スマートハウスをはじめとする商品知識・商品情報の勉強会などを企画する一方で、お客様の声を商品づくりにフィードバックしている

『太陽光発電システム』をめぐる最新事情

自分の家で電気を創り、その電気を使ったり電力会社に売ったりできる『太陽光発電システム』。無尽蔵の太陽光エネルギーが活用でき、経済的にも環境面でもメリットがあるため、採用する人は年々増えています。スマートハウスには欠かせない“創エネ”設備の代表格です。

太陽光発電システム普及の後押しとなった、国の「補助金制度」は2013年度で終了しましたが、一方で2012年7月から始まった「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が、導入促進の牽引役となっています。

ここで「固定価格買取制度」についてご説明しましょう。太陽光発電では、発電した電力を“一定期間、一定の価格で”電力会社が買い取ることを国が義務付けています。この制度では、10kW未満のシステムの場合、発電した電力のうち自宅で使いきれなかった電力(余剰電力)を10年間、37円(1kWhあたり・税込)で電力会社が買い取ることになっています。

一方、10kW以上の大容量のシステムの場合、買取期間は倍の20年間に延びます。さらに、発電した電気すべて(全量電力)を買い取ってもらうか、余剰電力を買い取ってもらうかを選択できます。買取価格は32円(1kWhあたり・税抜)です。「買取価格は年々下がっていますが、まだ高いレベルにあるといえます。今、太陽光発電システムを導入すれば、まだ十分にそのメリットを享受できます」(セキスイハイム・塩さん)。


買取期間の長さや、発電容量の大きさによるコストメリットなどで、10kW以上の大容量システムが今、注目を集めています。小さな家の場合は10kW以上の搭載が難しい場合もありますが、屋根形状の工夫や発電効率の高いシステムの採用などでクリアできることも。できるだけ大容量でメリットを享受したいと考えがちですが、「家の躯体がシステムの重さに耐えられる構造か、周囲の建物の影響など周辺環境との兼ね合いや落雪対策等、住宅としての総合的な判断が欠かせません」(パナホーム・鎌田さん)。

また「全量買取と余剰買取、どちらを選択するかは、お客様のライフスタイルや考え方によりケースバイケースです。さまざまなケースをよく知った上で、アドバイスしてくれる会社を選ぶことが大切ですね」(セキスイハイム・塩さん)。太陽光発電システムのことだけでなく、トータルに住まいと暮らしを考え、提案してくれる会社に依頼することが肝心なようです。買取価格は年々変わるなど、制度面の動きが少なくない分野だけに、常に最新の情報を把握しておきたいものです。

(文責:イエノミカタ編集部)

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