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時が経っても「古びない外観」のつくりかた

築年が経っていても、素敵なたたずまいの家があります。その存在のお蔭で、街並みに深みが増すような家。また、家族構成が変わっても、住みやすさが変わらない家があります。「新築時がピーク」ではなく、数十年経っても古びない、魅力的な家を建てるには? 住宅メーカーで設計や商品開発に携わる人たちに、その秘訣を聞いてみました。
  • 旭化成ホームズ
    営業設計部
    荒川さん
  • ミサワホーム
    商品開発部
    石塚さん
  • 三井ホーム
    商品開発部
    稲葉さん

「建て替えるならあんな家に…」と言われる家

「建築予定地の周りを歩きながら、その土地・その街の魅力を見つけてみましょう。自分の家のことだけを考えがちですが、家は、周りの環境とセットで考えるものなんですよ」。そうアドバイスしてくれたのは、三井ホーム エグゼクティブデザイナー・稲葉さん。これから家を建てる人には、同じエリアの住人から“建て替えるならあんな家にしたい”と思われる家を建ててほしい、と言います。それは“目立つ”こととは別。わが家を引き立たせるためではなくて、街並みを魅力的にするデザイン。そのエリアの価値を引き上げるような家。「そういう発想で建てられた家なら、その土地に馴染みながら、長く愛される魅力的な家になると思います」。


「20年後、30年後もそのデザインでOKですか?」

さて、家を建てるとき、まず最初に家の外観をイメージする人は多いはず。その時「家本体だけでなく、外構や庭の樹木などをトータルに考えて」と語るのは、ミサワホーム 商品開発本部・石塚さん。「外観の図面ができたら、ここに外構や植栽を加えたらどうなる?と聞いてみましょう。すぐに答えられないなら、きちんと考えていない会社なのかもしれません」。家本体とのバランスという視点はもちろん、街並みとのバランスを考える視点も大切。
旭化成ホームズ 営業設計部・荒川さんは、「外構や植栽は、流行に左右されないスタンダードなものがおすすめ」とアドバイス。それじゃつまらない…と感じるなら、20年後、30年後もそのままでOK?と考えてみましょう。「変更しにくい部分はベーシックなものを選択。流行や好みを取り入れるなら、鉢植えやガーデンアクセサリーなどの取り替えやすい部分で楽しんではいかがでしょう」。


「変わるもの」と「変わらないもの」がある

室内のデザインについては「建築でつくる部分と、スタイリングでつくる部分を分けて考えます」(石塚さん)。たとえば、窓は建築でつくるもの。ブラインドやカーテンはスタイリングです。建築でつくるものは、後から変えにくく、変えるにはコストも手間もかかります。一方で、スタイリングは比較的変えやすいもの。「建築でつくる部分はできるだけシンプルに。そうして余白を残しておき、盛り付けはスタイリングで行うやり方が、飽きのこない空間づくりの秘訣だといえますね」。
家の中にどこか“面白さ”・“見せ場”があるのも、愛着のもてる家の条件だとか。「窓の位置、天井の高さ、照明の工夫など、演出方法はさまざま。設計の腕の見せ所ですね」(荒川さん)。
「間取りは、できるだけフレキシブルに、可変性を持たせておくのが大切」(稲葉さん)。たとえば一部の壁を可動間仕切りにすれば、家族構成が変化しても、それに応じた間取りに変えられる。「子どもは大きくなり、親は年をとっていく。家族の将来に、変化は必ず訪れるものです。その変化に柔軟に対応できるしくみも、古びない家の条件といえるでしょうね」。


ポイント!こんな見方をしてみよう

  • ・街並みを魅力的にできる家、という視点をもってみる
  • ・家本体だけでなく、庭や外構も必ずセットで考える
  • ・ベースはシンプルに。スタイリングで盛り付けをする
  • ・変えられる部分と、変えられない部分を区別して考える
 

(文責:イエノミカタ編集部)

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