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家事&子育てが楽しくなる家のつくりかた (後編)

「家族のコミュニケーションが増える」間取りのつくりかた

子どもの成長と共に、それぞれが仕事に学校にと忙しくなりますね。家族みんな揃って、家でゆっくり過ごせる時間は意外と少なくなっていきます。長い人生の中で、子どもと共に暮らす時期は意外と短いもの。家族との大切なコミュニケーションの時間を増やす、間取りのヒントを探ってみましょう。

トヨタホームの小林さんは「勉強は子ども部屋でなく食卓でする、というスタイルが増えています。子どもの宿題をみてあげるのも、親子のコミュニケーションの時間になりますね」と語ります。「キッチンの前にデスクカウンターを設ければ、料理をしながら宿題をみてあげやすいです。食事ができたからと、あわててダイニングテーブルを片づける必要もありません」。カウンターの脇に、学校の予定表などを貼っておくボードをつくれば“家族の伝言板”として便利につかえます。

「これまでの主婦モニターの行動観察から、オープンなキッチンの横にダイニングテーブルを配置することで、調理や配膳、片付けの動線が短縮でき、作業効率がアップすることが分かりました」と、パナホームの朝尾さん。時短家事により、家族のふれあいの時間をつくる工夫を提案しているそうです。

住友林業の護田さんは「実は、夕食って意外と家族バラバラの時間だったりしませんか? パパはまだ帰宅していない、子どもは塾に行っている…など。朝食のほうが、みんな一緒に食卓を囲みやすい。それなら、ダイニングを家の中で一番いい場所につくるという考え方もあります」とアドバイス。朝日がたっぷり入る、家の中の特等席をダイニングスペースに。明るく気持ちいい食卓を囲んで、楽しく朝ごはんを食べるひとときは、家族のお気に入りの時間になるはずです。

一番日当たりのいい場所に、ダイニングをつくろう

パナホームの朝尾さんからは「家族のふれあいの場所として、ダイニング以外に玄関にも注目してみました。玄関を、ただ通り過ぎるだけの場所にせず、昔の“土間”の現代版として住まいに取り入れてみませんか?」というアイデアが。「玄関のたたき部分を、広めの土間空間にします。LDKとは引き戸で仕切り、一体化して大空間にもできるようにしておきます。こうすることで、キッチンやダイニングで作業しながら、土間で遊ぶお子さまの様子を見守れますし、帰宅時もすぐにわかるので安心です。また、お子さまのつくった工作や、カブトムシや金魚などの生き物を飼うスペースがないというお母さまたちの声が多く聞かれます。そこで、土間をそのためのスペースとして活用したり、クリスマスツリーなどの季節の設えをして、自然とのふれあいや、家族みんなが楽しむための空間として提案しています」。

多目的に使える土間空間。奥には、靴などを収納するスペースを確保

「自宅のテラスが、縁側代わりになって、子どもたちの遊び場として大活躍しています」と教えてくれたのは、住友林業の護田さん。外構を半分オープンにして、外から出入りができる空間にしたところ、近隣の親しい子どもたちがテラスから直接LDKに出入りしているとか。「ご近所とのコミュニケーションにも役立ち、街ぐるみで子どもたちを見守ってもらっている感じです」。子育て期には、近隣とのコミュニケーションも心強い助けになるようです。

「家事を、家族みんなのコミュニケーションのチャンスにしてしまう。そんなしかけのある間取りもいいですよ」と、トヨタホームの小林さんからアドバイス。「自宅では、リビングの一角の畳コーナーを、洗濯物をたたむ場所にしています。そこで、夫と娘が“洗濯物たたみ競争”をしています(笑)。子どもは、家事も遊びにしてしまうんですね」。家事を苦役にせずに、家族のコミュニケーションの時間にしてしまう。それを促すような間取りづくりもポイントになるようです。


ポイント!こんな見方をしてみよう

  • ・効率のいい動線、短い動線で、家事の無駄を省いて“時短”
  • ・“家族みんなで家事”をうながす間取りで、もっと効率アップ
  • ・“家族がコミュニケーションしやすい”間取りを考えてみる
 

(文責:イエノミカタ編集部)

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